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趣味用ブログ。 ネタだったり、近況報告だったり。 分家には書かれない事、書いてます。
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プロフィール
HN:
藤宮紫苑(ふじみやしおん)
年齢:
43
性別:
女性
誕生日:
1980/10/13
職業:
主婦兼パート
趣味:
今はコレでしょうかね…(笑)
自己紹介:
今現在のジャンルはFateシリーズです。
諏訪部さんに嵌まっていますが、最近平川さんもハマリ気味。
演技が上手い人が好きみたいです。
男女問わず。
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遠坂さんちの家庭の事情 番外編
教会 13時

遠坂邸についで衛宮邸が沈静化した頃、教会では私室でマーボを頬張る神父が一人。
出向いて食べるという事も考えたが、一人である事を考え自炊を選択した。
材料についてはランサーに調達させている。
香辛料の用意も万端だ。
まあ、唐辛子とか辛めの香辛料の量が尋常ではないのはお約束であるが。
買いに行かされたランサーの不幸もさることながら、普段は大量にストックを抱える事のない調味料を一瞬で買占めされた食材店も哀れである。
神父はマーボの作り方は呼吸をするのと同じくらい慣れており、その調理は神がかったかのように素早かった。
出来上がるありえないほどの赤みを誇るマーボ。
豆腐ははっきり言っているのか?と聞きたくなるような赤さ。
白は許さんと言いたげな赤い液体に浸かる、居心地悪そうな豆腐の悲哀。
もしかするとその辺まで楽しみの対象なのかもしれないと思うのはどうかとして。
神父は、それは心底満足そうにマーボを食べていた。
それを目撃したのは、本来ありえない少女に撃退された金ピカ我様。
彼としてはそれをすすめられたくは無い。
だが、気づかれれば食べさせられる。
ここ以外に行く場所は無い。
葛藤が、かつてここまで悩んだ事はないだろうというほど渦巻く。
ここまで悩んでいたら、きっと国は滅びなかった。
それくらいの悩みだ。
そして。
たっぷりと悩んだ英雄王は、見なかったことにして教会を去った。
時間を潰して帰ればいいだけのことと、自分を言い聞かせて。


ちなみに。
神父は中華鍋一杯のマーボを、汗一つかかずに食べきりました。
それも、30分足らずの時間で。
きっと普通の味では…ダメなんだろうね…

next 14時 遠坂邸
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