趣味用ブログ。
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プロフィール
HN:
藤宮紫苑(ふじみやしおん)
年齢:
43
HP:
性別:
女性
誕生日:
1980/10/13
職業:
主婦兼パート
趣味:
今はコレでしょうかね…(笑)
自己紹介:
今現在のジャンルはFateシリーズです。
諏訪部さんに嵌まっていますが、最近平川さんもハマリ気味。
演技が上手い人が好きみたいです。
男女問わず。
諏訪部さんに嵌まっていますが、最近平川さんもハマリ気味。
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遠坂さんちの家庭の事情 番外編
衛宮邸 0時
自室を抜け出した士郎は、日課の鍛錬をしようと土蔵に来ていた。
きたのだが。
「あれ…?」
そこには先客が一人。
「シロウ、おきていたのですか」
「いや、それは俺の台詞なんだけど…セイバーはどうしたんだ?」
「いえ…私はここで召喚されたのですよね」
「ああ、そうだったな」
どこか懐かしいかのような、悲しそうな…複雑な表情を浮かべるセイバー。
「ここは…いえ」
「?セイバー、ここを知っているのか?」
そんな訳はないと思いつつ、尋ねる士郎。
セイバーと養父との繋がりを知らない士郎は、半ば勘で聞いていたのだが。
「え…?」
セイバーは驚いて言葉を詰まらせた。
「悪い、そんな訳ないよな。セイバーここに来たの初めてだろうし」
士郎はセイバーの異変に気づかずに自分で否定する。
「寝ようか、セイバー。明日も早朝から稽古するんだろ?」
「え、ええ。手加減はしませんよ、シロウ」
二人は仲良く家の中へと戻る。
士郎が自己完結していることにほっとするセイバーは、それでもいつか言わなければならないだろうと思っていた。
たった三言しか話しかけられなかった事。
それは令呪を使うための三言。
士郎の言葉から伝わる印象とは似ても似つかない印象。
それらを伝えるべきなのか否か。
セイバーが迷っている事を士郎は知らない。
おしまい
衛宮邸 0時
自室を抜け出した士郎は、日課の鍛錬をしようと土蔵に来ていた。
きたのだが。
「あれ…?」
そこには先客が一人。
「シロウ、おきていたのですか」
「いや、それは俺の台詞なんだけど…セイバーはどうしたんだ?」
「いえ…私はここで召喚されたのですよね」
「ああ、そうだったな」
どこか懐かしいかのような、悲しそうな…複雑な表情を浮かべるセイバー。
「ここは…いえ」
「?セイバー、ここを知っているのか?」
そんな訳はないと思いつつ、尋ねる士郎。
セイバーと養父との繋がりを知らない士郎は、半ば勘で聞いていたのだが。
「え…?」
セイバーは驚いて言葉を詰まらせた。
「悪い、そんな訳ないよな。セイバーここに来たの初めてだろうし」
士郎はセイバーの異変に気づかずに自分で否定する。
「寝ようか、セイバー。明日も早朝から稽古するんだろ?」
「え、ええ。手加減はしませんよ、シロウ」
二人は仲良く家の中へと戻る。
士郎が自己完結していることにほっとするセイバーは、それでもいつか言わなければならないだろうと思っていた。
たった三言しか話しかけられなかった事。
それは令呪を使うための三言。
士郎の言葉から伝わる印象とは似ても似つかない印象。
それらを伝えるべきなのか否か。
セイバーが迷っている事を士郎は知らない。
おしまい
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