趣味用ブログ。
ネタだったり、近況報告だったり。
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プロフィール
HN:
藤宮紫苑(ふじみやしおん)
年齢:
43
HP:
性別:
女性
誕生日:
1980/10/13
職業:
主婦兼パート
趣味:
今はコレでしょうかね…(笑)
自己紹介:
今現在のジャンルはFateシリーズです。
諏訪部さんに嵌まっていますが、最近平川さんもハマリ気味。
演技が上手い人が好きみたいです。
男女問わず。
諏訪部さんに嵌まっていますが、最近平川さんもハマリ気味。
演技が上手い人が好きみたいです。
男女問わず。
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補足 祐希は「ゆうき」、孝侑は「たかゆき」です。
事の始まりは、祐希の一言だった。
「宗教ってさ、戦い多くないか?」
それはきっとただの思い付きだったのだろう。
ところが。
「いや、仏教には戦いないし」
即答してきたのが祐希の親友であり悪友でもある孝侑。
「え?本当に?」
「仏教でその手の話を聞いたこと無いだろ。神は祟るけど仏は祟らないって言葉もあるし」
「んじゃ、仏の顔も三度までは?怒るんだろ?」
そう言われて悩む孝侑。
「でもさ…怒ってるの、見たことあるか?」
彼の中では見たこと無いから分からない…と言ったところらしい。
「怒りっぱなしの仏っぽいのなら知ってるけどな」
「ああ、阿吽の像のことか…。そしたら、阿修羅とかもじゃないか?」
「たしかに」
二人は修学旅行で言った京都のお寺の仏像を思い浮かべていた。
「あ、仏教戦いあったわ」
「ほんとか?」
「ほら、なんていったっけな…」
「あれか?ジハード的な、最後の審判的な、ラグナロク的ななんかかっこいい名称思いついたのか?!」
「ちがうよ…ラグナロク、宗教じゃないし」
なんていったかなーといいつつ、思い出そうとしている孝侑。
わくわくとしている祐希。
「思い出した、漫画だよ」
「…漫画?ああ、でも、そういうの書いてる漫画あるもんな。ジハードとか」
「それは違うって、そっから離れろ。そーじゃなくて」
「魔探偵ロキとか?」
「それは北欧神話で宗教じゃないって言っただろーが。ラグナロクって神々の黄昏って意味だし」
「詳しいなお前、神話好きなのか?」
「いや好きだけど今はその話してねーし」
脱線していく祐希と、話を戻そうとする孝侑。
「じゃあ、なんだよ」
「ほら、ジャンプで前にやってた仏教系漫画…」
「ケンシロウか?」
「それ北斗の拳で仏教かんけーないし。しかも俺らリアルタイムで見てないし。連載ジャンプじゃないんじゃないか?」
「でもほら、千手観音みたいな動きするし」
「それだけだろ。っていうか、それだ」
「動きか?」
「千手観音。主人公だった奴だよ」
「あー、あったわそういえば」
「あ、仏ゾーンだ」
手を叩いて嬉しそうに思い出す孝侑。
「つーか、名前まんまだし」
「…そうだな。でも、アレは戦ってたよな」
「戦ってたな。馬頭観音とか覚えたよな」
「でもすぐに終わってその後シャーマンキングになったよな」
「やっぱ、宗教系ってマニアックなんだな」
「それ言ったらさ、こんな話してる俺らってマニアックじゃないのか?」
静まり返る教室。
もともと放課後に二人だけだった教室は、二人が黙った事で無音の状態になった。
その後、無言のまま暗黙の了解で下校したのは言うまでも無い…。
事の始まりは、祐希の一言だった。
「宗教ってさ、戦い多くないか?」
それはきっとただの思い付きだったのだろう。
ところが。
「いや、仏教には戦いないし」
即答してきたのが祐希の親友であり悪友でもある孝侑。
「え?本当に?」
「仏教でその手の話を聞いたこと無いだろ。神は祟るけど仏は祟らないって言葉もあるし」
「んじゃ、仏の顔も三度までは?怒るんだろ?」
そう言われて悩む孝侑。
「でもさ…怒ってるの、見たことあるか?」
彼の中では見たこと無いから分からない…と言ったところらしい。
「怒りっぱなしの仏っぽいのなら知ってるけどな」
「ああ、阿吽の像のことか…。そしたら、阿修羅とかもじゃないか?」
「たしかに」
二人は修学旅行で言った京都のお寺の仏像を思い浮かべていた。
「あ、仏教戦いあったわ」
「ほんとか?」
「ほら、なんていったっけな…」
「あれか?ジハード的な、最後の審判的な、ラグナロク的ななんかかっこいい名称思いついたのか?!」
「ちがうよ…ラグナロク、宗教じゃないし」
なんていったかなーといいつつ、思い出そうとしている孝侑。
わくわくとしている祐希。
「思い出した、漫画だよ」
「…漫画?ああ、でも、そういうの書いてる漫画あるもんな。ジハードとか」
「それは違うって、そっから離れろ。そーじゃなくて」
「魔探偵ロキとか?」
「それは北欧神話で宗教じゃないって言っただろーが。ラグナロクって神々の黄昏って意味だし」
「詳しいなお前、神話好きなのか?」
「いや好きだけど今はその話してねーし」
脱線していく祐希と、話を戻そうとする孝侑。
「じゃあ、なんだよ」
「ほら、ジャンプで前にやってた仏教系漫画…」
「ケンシロウか?」
「それ北斗の拳で仏教かんけーないし。しかも俺らリアルタイムで見てないし。連載ジャンプじゃないんじゃないか?」
「でもほら、千手観音みたいな動きするし」
「それだけだろ。っていうか、それだ」
「動きか?」
「千手観音。主人公だった奴だよ」
「あー、あったわそういえば」
「あ、仏ゾーンだ」
手を叩いて嬉しそうに思い出す孝侑。
「つーか、名前まんまだし」
「…そうだな。でも、アレは戦ってたよな」
「戦ってたな。馬頭観音とか覚えたよな」
「でもすぐに終わってその後シャーマンキングになったよな」
「やっぱ、宗教系ってマニアックなんだな」
「それ言ったらさ、こんな話してる俺らってマニアックじゃないのか?」
静まり返る教室。
もともと放課後に二人だけだった教室は、二人が黙った事で無音の状態になった。
その後、無言のまま暗黙の了解で下校したのは言うまでも無い…。
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