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趣味用ブログ。 ネタだったり、近況報告だったり。 分家には書かれない事、書いてます。
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プロフィール
HN:
藤宮紫苑(ふじみやしおん)
年齢:
38
性別:
女性
誕生日:
1980/10/13
職業:
主婦兼パート
趣味:
今はコレでしょうかね…(笑)
自己紹介:
今現在のジャンルはFateシリーズです。
諏訪部さんに嵌まっていますが、最近平川さんもハマリ気味。
演技が上手い人が好きみたいです。
男女問わず。
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今日は、いわゆるバレンタインデーなわけだけど…
結構長い間一緒にいるはずのアーチャーの好みがいまいち分からない。
そのせいで、夕方…学校終わる時間までノープラン。
あげる物も決まらず、ずるずる来てしまった。
学校帰りにチョコ買いに行くわけにも行かないし…
本当にどうしたらいいんだろう?
作るっていっても、アーチャーがいるから…どけるしかないかな…?
適当な用事を言いつけて、一時間くらい帰ってくるなって言えば…いいかな?
勘がいいから、ちょっと…いや、すぐにピンと来るんだろうな…
「ん?凛、帰ったのか?」
悩みながら歩いていたら何時の間にやら家に着いていた。
「あ、うん、ただ今アーチャー」
上の空で答えて自室に向かう。
アーチャーはそんな私の様子が気になったようだけど、声をかけてはいけないと考えたのか何も言わなかった。
自室に上がっても、チョコレートの作り方なんて知らないし…
レシピとかだって持ってないし…
…………………
…………
…あ。
格好の場所がある!
あそこに行けば、アーチャーに近づかれずに専念できる。
難点はアーチャーが不機嫌になる事だけど…まあ、それは些細な事だ。
そうとなれば急いでいこう!



と、思い立って出かけて作ってきたのはいいんだけど。
やっぱり不機嫌。
なんでか不機嫌。
いや、理由は分かってるけど…
一時間足らずで戻ってきたのに、どうしてそこまで不機嫌なのかというくらいにアーチャーは不機嫌。
別に泊まって来たわけでも夜中に帰ってきたわけでもないのに。
ちゃんと夕飯には帰ってきてるのに。
出かけて帰ってきてから、私的な会話は一切してくれないアーチャー。
ご飯が出来たとかそんな事だけしか話してくれないので、折角作ってきたチョコレートだけど、渡しかねてしまう。
チャンスは…あとは夕食の後くらいなんだけど…
このままの雰囲気だったら今日中に渡すの…出来ないかも。
いつもの強気な遠坂凛がいなくなってしまう。
もういっそ、メッセージカードでもつけておいて置こうか。
その方が…反応に一喜一憂しなくていいかもしれないし。
そうしよう。
夕食の用意をしているアーチャーに一度部屋に戻ると伝え、自室へ戻る。
レターセットくらいならあるから、それを取り出して一言書く。
ラッピングへ差し込んでこっそりと持って下へ降りるとアーチャーと鉢合わせしてしまい、ばれやしないかと内心は慌てて。
それでも何とか隠し通して席に着く。
今のドサクサで渡しちゃえば良かったかな…
そもそも、渡すタイミングはかっていたのにいざそのタイミングが来ると隠すのってどうなんだろう?
「凛」
「え?あ、何?アーチャー」
不機嫌なアーチャーは席に着くとじっと私を見つめる。
「君は本気なのか?」
「…何が?」
「アレの家に行ったのだろう?アレはきっと本気には取っていないぞ」
…?
なんか、話がかみ合わないような?
「衛宮君の家には行ったわよ?用があったのは桜の方。衛宮君はいたけど用がなかったからそんなに話していないわ」
真剣なアーチャーの誤解を解くために、事実を伝える。
「…エミヤシロウにチョコを渡しに行ったのではないのか…?」
私の言葉に眉を顰めながら言うアーチャー。
「え……ええ?!何で衛宮君にあげるのよ?!アーチャーにあげるチョコを桜に教わりに行っただけだ…し…」
アーチャーの言葉に驚いて、思わずいらない事まで口にしてしまう私。
「私への…チョコ…?」
今度は私の言葉に驚くアーチャー。
珍しいので眺めていたい気もするけど、アーチャーはすぐにもとの表情に戻ってしまう。
「成る程、今までの君の奇行はそういう理由だったのだな」
いつも通りの意地悪そうな笑みを浮かべて、私の反応を楽しむ。
「う…まあ、言っちゃったからあげるわよ?」
後ろ手に隠していたチョコを出して、アーチャーの前に置く。
表情はそんなに変わらないけど…幾分か喜んでいるように見えなくもない。
もしかして、衛宮君にあげに行ったと勘違いしていたから不機嫌だった?
…焼きもちって事…なのかな? 
「ありがたくいただくとしよう。アレに渡していないという事はこれは義理チョコではあるまい?」
「な…っ、違うわよ!普段お世話になってるからであって深い意味では…」
「ん?手紙がついている様だな」
ラッピングに挟んだ手紙を見つけて手に取るアーチャー。
忘れていた私は慌てて取ろうとするけど、それよりも先にアーチャーが手に取る。
夕食はそっちのけで読み始めるアーチャー。
私はどうしていいのか分からず固まって、アーチャーの反応を待つことになってしまった。
「…ふむ。凛、夕食にしよう」
「え…?あ、うん。いただきます」
あまりにもあっさりとした反応なので、がっかりのような安心のような。
今日はそのまま何事もなく、夕飯の後も何もいわれることがないままに過ぎた。

喜びのあまり私をからかうのも忘れていたという事を知ったのは、後日。
日が経つに連れてからかわれる羽目になり、手紙なんてつけなければ良かったと後悔した。
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